『数学の学力は、
今まで解けなかった問題一題が解けるようになった時に、一題分だけ伸びる。』
この論理で数学の学力はおどろくべき速さで伸び始めるのです。
勝手に“自分は数学の能力はない”と決めつけないで、コツコツとガンバルことです。
この、当たり前の大原則から数学の学習法を見つめ直して見ると、どうでしょう。
問題集を買ってきて、問題をせっせと解く。
せっせと解いているということは、その問題が解けるから解いているのであって、
解ける問題を何万個解いても計算練習に過ぎず、大原則から分かる通り、学力はほとんど伸びません。
まして、こうした単純作業の連続で、疲れて半分以下に落ちた能力で、
頭脳を最大限集中しなければならない問題にやっとお目にかかったのに、しっかり考えることをあきらめてしまう。
この問題はとばして、あとで考えようということで、せっかくの学力を伸ばす問題に手をつけずにまたやさしい問題をせっせと解く。
または、今回は数学の勉強はここまでと別の科目にしようと本を閉じてしまう。
もっとひどい場合は、今日の勉強はこれまでと、難しい問題に出会ってどっと疲れを感じて本日の勉強を終わりにしてしまう。
これでは、話しになりません。
勤勉に真面目に長時間勉強して、ずい分と勉強しているはずなのに伸びない生徒。
短時間での勉強で、睡眠も運動も十分にとって溌剌としていて、しかも成績も学力もどんどん伸ばしている生徒。
この分かれ目は、実はこうした学習法の差に原因があるのです。
『数学の学力は、
今まで解けなかった問題一題が解けるようになった時に、一題分だけ伸びる。』
という大原則に立って、数学の学習法を考えて見ると、解ける問題を解いている勉強がいかに実りの少ない、
計算練習にすぎないことであるかがお分かりいただけると思います。
やれば、計算ミスさえしなければ、十中八九解けると思われる問題は、
解かずにとばすという学習法が見事に身につくまでに紆余曲折はあります。
しかし、この学習法が身につくと、数学の学力は驚く速さで伸び始めます。
解ける問題は解かない。
解けない問題は、充分考えて解けない場合に解答の解説を見て、
それでも解けない場合はチェックをつけてためて塾に持ってきて、マンツーマンで集中的にわかるまで教わる。
あるいはチェック問題の箇所はより集中して、授業を聴くなどして解決してゆく。(予習学習の重要さ)
飛翔塾の学習方式では、さらに翌週にその内容が本当に理解して解けるようになったかどうかをチェックテストで確認され、
合格か未達かを判断される。
教えてもらったことが本当に理解できたか、解けると早合点してとばしてしまった問題がないかが把握されて、
初めて次へ進む。この繰り返しで必ず数学の学力はアップします。
今まで解けなかった問題一題が解けるようになった時に一題分だけ伸びる。
そして 中学受験までに 6000題
高校受験までに 9000題
大学受験までに30000題を制覇しなければならない。
この膨大な解法のパターンの何割を身につけていくかが本当の意味での競争であることを付け加えておきます。
解答の解説を見て、それでも解けない問題を『お宝問題』といいます。
“お宝問題”を
ひとつでも多く探し、ひとつでも多くクリアしておきましょう!!